SELECT京都バレーボールクラブの西又です。
期末試験を終えた学校が多いと思います。
皆さんしっかり勉強に取り組めましたか?
学生の皆さんなら一度は考えたことあると思います...。
「なんで勉強しなきゃいけないの?」
今回はそんな疑問に答えてみたいと思います。
《国語・数学・理科・社会・英語》
- 〇〇って何のために勉強するの?
- 〇〇ができないとどうなるの?
- 〇〇がバレーボールにつながること!
考えてみました!!
国語
国語って何のために勉強するの?
大前提に
文字は読めるけど、意味が分からないでは内容が理解ができませんね。
更には
国語を勉強することで、書いてある内容だけでなく、
「こういう事が言いたいんだなぁ」と気持ちを読み取る力を身につけることができます。
テストによく出る、「筆者の気持ちを述べよ」
これです。
日常においても相手の気持ちを読み取ることって大切ですよね!
また、伝える側も間違った文章では上手く伝わりません。
伝えるには表現する力も大切です。
国語ができないと意思疎通ができない人になってしまいます。
相手の気持ちがわからない...。
伝えたくても上手く伝えられない...。
これはチームスポーツにおいてマイナスです。
バレーボールでも
プレー中に短い会話で気持ちを伝える場面があります。
「今のスパイクやばいよ・・・。」
これでは、スパイクが良いのか悪いのか内容が伝わりませんね。
世の中にはたくさんの読み物があって、その分だけ考えがあります。
いろいろな人の考えを知ることで、あなたの器は広がります。
相手の気持ちを察する力、自分の気持ちを表現する力はあなたの人生を左右しますよ。
数学
数学って何のために勉強するの?
少し難しいですが、論理的思考力が身につきます。
数学の問題を解くには、問題文を正しく読み取り、証明されている定理などを使い答えを導き出さなければなりません。
一つ一つ段階的に根拠を重ねながら、考えを展開していくのが数学です。
それにより、物事を客観的に判断できるようになり、状況判断や問題解決もスピードアップします。
数学ができないと個人の感覚ばかりに頼ってしまい、偏った思考や判断をしてしまいます。
バレーボールでもこういった経験がありませんか。
試合前のスパイク練習で高い所から、力ある球をバコバコ打つ選手がいました。
練習を見る限り、「手強そうだな・・・マークしないとな・・・」と考えます。
ただ、試合が終わってみると決定率は低く、効果率が他の選手より劣るケースは多くあります。
その選手は状況判断に欠けているのです。
なぜ今このコースにスパイクを打つ必要があるのか?
これを考える時に、一つ一つ理由を確認します。
- 相手のブロックが低いから
- レシーバーの準備が整っていないから
- 味方スパイカーの得意コースだから
- 得点の確立が高いデータがあるから 等々
だから、ここにトスを上げて、このコースに打つ
このように段階的に結果を導きだすのは論理的思考、数学的だと言えます。
こういった考え方はバレーボールに欠かせません。
相手に対して
こういった組み立て方(コンビネーション)で得点しよう。
ここにブロックを跳んで、このコースに打たせて、レシーブで上げよう。
そういったやり取りがバレーボールの楽しさでもありますね!
データバレーが普及したのもバレーボールに数学的要素が強いからだと思います。
「だからこうなんです!」
得点・失点には理由があるんです!
個人の感覚ってなかなか不確実です。
客観的な立場から自分を見直すことって大切ですよ。
理科
理科って何のために勉強するの?
その、何のために?を考えるのが理科です。
- なんで曇ってできるの?
- なんで葉っぱは色が変わるの?
- なんでWi-Fiってつながるの? 等々
なぜそうなるか。
興味を誘い、好奇心を培ってくれます。
理科ができないと新しい発見が生まれませんよ。
バレーボールで考えてみましょう!
- なんでボールは落ちるの?
- なんでサーブは変化するの?
- 助走があるとどうして跳べるの?
こういった問題も理科ですよね。
考えたことありますか?
仕組みを知ることでより深く考えることができます。
深く考えることにより新たな疑問が生まれます。
この循環はスポーツにおいて非常に重要です。
疑問を持つ→掘り下げて考える→新しい発見が生まれる。
その繰り返しで人は成長していきます。
社会
社会って何のために勉強するの?
歴史を学ぶのは過去を今、未来に生かすためです。
過去の成功や失敗があるから、今の私たちはスタートに立てています。
過去と同じ失敗をしていては前には進めませんね。
バレーボールも大きく変わってきました!
例えば
サイドアウト制からラリーポイント制に大きく変わりました。
知っていますか?
昔はサーブ権を持つチームしか得点できなかったんです。
サイドアウト制は試合時間も長くテレビ放映に問題がありました。
ルールの改正により戦術も変わってきます。
リベロが導入されたり、体格に劣るチームでも得点できるようにクイックやバックアタックといったコンビネーションが生まれました。
また、そういったコンビネーションに対応するためにリードブロックやコミットブロックなどのブロックシステムが確立されます。
歴史とともにバレーボールも進化を遂げています。
このように、過去があるから今を考えることができるのです。
過去を見ながら今の自分ならこうするなぁ!
といった視点を持てることが社会を学ぶ意味であると思います。
同じ失敗は繰り返したくありませんよね。
英語
英語って何のために勉強するの?
英語を学ぶことで将来的な世界が広がり、仕事の幅も広がるでしょう。
ただ、それだけではありません。
オープンマインドが身につきます。
例えば、誰かに褒められた時に日本人なら
「そんなことないですよ~」
と謙遜しますね。
しかし英語圏では「Thank you!」です。
英語に触れると素直に感情を表現できるようになってきます。
文法にしても
「結論→理由→結論」の流れで会話が進みます。
はっきり物事を表現するので相手に伝わりやすいです。
日本人は何となく遠慮がちですね。(良いところでもありますが...。)
その遠慮が相手に誤解を与え、後々問題になるケースも多々あります。
チームメイトに遠慮は不要です。
本当に良いチーム、勝てるチームにしたいなら素直に気持ちを表現しましょう。
悪気がなければ、意外と受け入れられます。
本音で話すと相手も本心を見せてくれます。
仲間ってそういうものですよ!
面と向かって本音を語ることありますか?
何にせよ、勉強する理由ってたくさんあります。
あげればきりがありません。
テストで良い点とるとか、受験に合格するとかばかり考えていたらしんどくなりますよね。
考え方を変えて、自分の成長のためだと思えると前向きになります。
そう言う私も、このブログを書きながらもっと勉強しておけば...。
いろいろな先生にインタビューしながらつくづく思いました。
いろいろを勉強して、多くのことに触れなければ、自分の興味にも気づきません。
まずは、取り組むことです!
そのための義務教育です。
知らないうちに、人間力が鍛えられています!
学生の本業は勉強です。
そこを疎かにしてバレーボールをしても良い結果には結びつきません。
嫌だなぁと思うことでも取り組める人に!
長々と失礼しました。
今回はこの辺で!
コメントを残す