こんにちは!
SELECT京都バレーボールクラブの西又です。
先日、株式会社 Bright Bodyさん協力のもと体力測定を行いました。


活動を進めていくと
「膝が痛いです」
「腰が痛いです」
「ジャンプ力を上げたいです」
「強くボールを打てません」
などなど
選手からの声をよく聞くようになってきました。
私からもアドバイスはさせてもらっていますが、
「根本の原因を知ってもらいたい」
そういった思いで体力測定を企画しました。
測定内容は以下の通りです。
【体力測定詳細】●柔軟性・首~足首までの全身(首、肩、胸、背中、腰、股関節、膝、足首)●筋力・上半身(握力、ベンチプレス、ショルダープレス)・腹筋背筋(腹筋背筋の固定、背筋力)・下半身(レッグエクステンション、レッグカール、カーフレイズ) ●能力・バランス(閉眼片足立ち)・ジャンプ(立ち幅跳び、垂直跳び)●アンケート・けがについて・バレーボールのプレーの長所短所・体力面の長所短所・睡眠時間や食事について
今回の体力測定で気づいたことをまとめてみました。
- 自分の体を知る!
- コンディションを整える!
- 全ての土台は体力にある!
自分の体を知る!
自分の体についてどのくらいの理解がありますか?
自分の体の長所や短所を知ることって大切です。
柔軟性や筋力
前後・左右・上下・内外のバランス
などなど
これが整っていないと体が上手く使えなかったり、怪我につながる恐れがあります。
「何となく体がかたいなぁ」
「みんなに比べてパワーがないなぁ」
「何で高くジャンプできないんだろう」
実際に数値で見ることでわかることがたくさんあります。
今回いろいろな測定結果を数値でまとめていただき、私も普段とは違った発見がありました。
プレーを見ての印象と数値が合っているものがあれば、意外と違う部分も見られました。
私の勝手なイメージで選手を見ていた部分もあり反省しています。
もちろん全てを数値に頼ることはできませんが、
数値で知ることで課題克服のきっかけやモチベーションの向上にもつながると思います。
自分の体のことって意外と知りません...。


コンディショニングを整える!
中学生は3年間で体が大きく成長し、体質が変化する時期を迎えます。
急に身長が伸びたり、それに伴い体重が増えたり
多くの人が一番の成長期となります。
急な成長による膝痛や腰痛に悩む選手も少なくありません。
自分の体を知ったうえで、しっかりと体重をコントロールする必要があります。
体重のコントロールはスポーツにおいて非常に重要です。
体をどの様に運んで、長い手足をどの様に動かすか。
成長期にはこのバランスが崩れることが多いんです。
体が大きくなったのにそれを支える筋力がなかったり、柔軟性がなく体重を上手く支えられないと関節に負荷をかけてしまいます。
また、体力のキャパシティを知らずに、無理に練習を詰め込むことでハードワークを生みます。
そのようにプレーをしているとすぐに怪我に繋がってしまいます。
体が大きくなるとその分パフォーマンスが向上するわけではありません。
成長に伴い柔軟性や俊敏性が落ちると、逆にパフォーマンスが低下する恐れがあります。
成長期を迎える中学生は日々のストレッチから
柔軟性や筋力の左右差などバランスに注意する必要があります。
中学3年間はあっという間です。
その間、怪我を抱えながらバレーボールをするって嫌ですよね。
全ての土台は体力にある!
試合に勝ちたい!という目標があったとします。
そのために戦術や戦略を考えますね。
ただ、技術がなければ戦術を実行することができません。
技術を向上させるためには体力という土台が必要になってきます。
ここで言う体力とは、長く走れるような体力ではありません。
持久力だけではなく柔軟性や筋力などを含めた総合的な体力です。
試合に勝つために、まずは土台となる体力を強化する必要があります。
バレーボールの上達を目指すうえで、
ボールを使った技術練習だけをたくさんすることは確かに近道かもしれません。
しかし
体力が不足しているとどこかでブレーキがかかります。
小手先だけの技術では、通用しない場面が出てきます。
何より、思いっきり跳んで、思いっきり打つからバレーボールは楽しいんです。
そのためにも、一旦立ち止まって自分の体を知り、不足を補うトレーニングやストレッチに目を向けることが大切ですね。
SELECTのメンバーにも気付いてもらいたいと思います。
なかなか練習時間にトレーニングやストレッチの時間が取れません。
各自が家にいる時間に改善に取り組んでくれることを期待しています。
体力測定により別の角度から課題を見つけ、再認識できたかと思います。
課題が見つかる=伸びしろ
です。
短所を克服するには皆と同じことをやっていても追いつけません。
毎日の小さな積み重ねが大きな成果を生みます。
自分で必要性に気付いて、行動する!
そういった選手が多く出てくれることを願っています。
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