SELECTの過渡期

 

こんにちは。

SELECT京都の西又です。

 

SELECTも立ち上げ3年が経過し、4年目に突入しています。

過渡期です。

 

いろいろなことが変わってきました。

 

もともと男子は2名のスタートでしたが

今は35名

はじめのうちは…

小学校ではほとんど経験のない選手ばかりでした。

今年の1年生はほぼ全員が経験者です。

 

バレーボールを経験してきた保護者も増え

取り巻く環境や価値観もいろいろに大きくなってきました。

 

今、思うことは

 

SELECTとは…

何なのか

 

もちろんチームの目的、目標は変わりません

 

~My life is my creation.~
自分の意思で選択し、人生を歩める人に

 

そのために人間としての土台、主体的に考えられる力を身につけさせます。

 

結果目標としては

 

京都 №1

京都№1になることで自然と見えてくる全国ベスト8

 

勝ちを目指す過程で、選手にたくさんの経験をしてほしい

「悔しい」、「嬉しい」を知り、活動の原動力を備えてほしい

 

そう願っています。

 

また、その子ども達を応援する保護者の皆様にも活力を与え

広い人間関係の中で新たなコミュニティーを形成してほしいと思います。

 

 

最近思うことは…

 

  • 普通をどう思うか
  • 自分の考えが正解だとは限らない
  • 組織の一員ではなく、一人の集まりが組織

 

〇普通をどう思うか

 

普通って人それぞれです。

自分の中で普通が決まればそれ以上の成長はありません。

 

頑張れる人の普通

諦める人の普通

 

それってきっと違います。

 

自分の普通を打開し次に進める人に

成長があります。

 

異常を普通に変えられる人

異常にチャレンジできる人

この感覚を持ち続けられる人が成功に近づけるのではないでしょうか。

 

SELECTの今の普通が本当に正しいのか…

目的、目標を再確認して考える必要があります。

 

子どもの普通を大人が求めてあげなければいけません。

 

〇自分の考えが正解だとは限らない

 

自分の正解は、相手の不正解かもしれません。

 

私もだんだんと歳を重ねて、自分の正解が生まれてきました。

…これって

ある意味怖いことです。

歳を重ねると、間違っていても誰も指摘してくれません。

凝り固まって、気づけません…

 

時代は、どの世界でも進んでいます。

毎年新しい子が生まれています。

 

10年前に正しかったことが現代では間違いになることも多いです。

 

  • 暴言・暴力が愛情と捉えられていた時代から、体罰に
  • 部下を思って指導したことがパワハラに
  • 飲みにケーションがセクハラに
  • サーブ権ありのバレーボールは今の子ども達は知りません

 

時代によって、育つ環境も変われば、正解も違います。

 

外で遊んできなさいと言われて育った私

その子どもは

色々な要因で自由に外で遊べません。(ご近所トラブル、猛暑、不審者??)

 

良いと思っていたことが真逆になりかねないということです。

 

諸行が無常であることを忘れてはいけません。

 

〇組織の一員ではなく、人の集まりが組織

 

これが、今のSELECTに必要な考えかもしれません。

 

国民が国をつくるのと同じです。

政治家や総理大臣が日本をつくっているのではありません。

 

SELECT自体も

西又が作るのは方針や目的であり、構成しているのは選手です。

 

選手一人一人が集まることでSELECTが形成されています。

もちろん、その家族をはじめ、関係している方も含めてです。

 

いちいちを枠にはめると窮屈でなりません。

枠にはまると新しいものは生まれません。

=成長しません。

 

小さな枠に捕らわれることなく、今必要なものを求めてほしいと思います。

 

だから、

普通を変える勇気を持ってほしい

相手の考えを受け入れられる器があってほしい

 

私自身に言い聞かせながら、伝えたいと思います。

 

いつの時代も望みを抱けるチームでありたい!

 

 

最近、監督の魅力がなくなりましたね…

そんな指摘もいただきながら

 

働いて、働いて、働いて・・・

馬車馬のように

 

チームの代表として

たくさんの人に関わり、助けられながら

チームを率いて、選べる子供が育つ環境をつくります。

 

以上、先日の保護者懇親会でお話させていただいた内容でした。