AI時代をどう生きる?

 

AI時代が到来しています。

ChatGPTClaudeGemini

思っている以上に普及が早く

思っていた以上に便利です。

 

今後ますますAIが生活や仕事に関わってくることは間違いありません。

情報や知識はAIが完璧に教えてくれる時代です。

 

そんな時代をどう生きていくか

更に進んだ時代を生きていく子どもに何を伝えるか

難しい問題を考えてみようと思います。

  • AIだけか、AI以外にもあるか
  • AIにない感性
  • AI時代に育む力
  • AIにない人間力

 

AIだけか、AI以外にもあるか

 

AIの普及により

多くの時間を割いてしか手に入らなかった情報が

今では簡単に手に入ります。

皆が平等に知識を得ることができる時代になりました。

 

今後は

「知識だけの人」と「その知識を使える人」

に分かれていくと言われています。

 

例えば

専門学校で学ぶような知識や技術を

簡単にYouTubeで学ぶことができます。

バレーボールでも技術指導の動画はどこにでも存在し

戦略・戦術の知識も簡単に手に入ります。

 

しかし

知識を得ただけでは結果にはつながりません。

知識を使える人になることが重要です。

 

知識を使える人が増えることで

今まで以上にクリエイティブな仕事をする人が出てくるでしょう。

 

反面では

AIの情報に振り回される人も増えます。

極端な例では

AIに「〇〇の理由で自殺したいんだよね...」

と投げかけると

「とてもいい考えだね!」

と肯定されることもあり得ます。

極端な例ですが、そんなことが現実に問題になっています。

 

好きな人への告白や就職先の志望理由をAIに依頼している人も多いみたいです...

 

これからは知の二極化が進むことが予想されています。

AIだけではない人間の魅力化をどうやって育むかが教育の課題です。

 

AIにない感性

 

話は変わりますが

こんな事例があります。

 

とあるレストランで、いかにも裕福そうな客が訪れた。

そのお客さんが、食事中に「屋台のホットドック」が食べたいな...

と声を漏らした。

それを聞いたホールスタッフは急いで屋台にホットドックを買いに行き

シェフに盛り付けを頼み、コース料理を差し替えて提供した。

料理が運ばれた時、客は感激した。

こんなエピソードです。

 

何が言いたかというと

マニュアル化したサービスは効率的に提供できますが

それだけでは、お客様を満足させることができないということです。

 

人間ができることは一人一人を大切にすることで

感性が必要だということです。

 

このレストランはシェフが王様である従来の常識を覆し

一流のホールスタッフを雇用し、ミシュラン三つ星を獲得しました。

大切なことは、何をサービスするかではなく

その人にとって満足のいく空間を作り上げること。

 

料理のメニューはAIに作れても

お客様のリアルな気持ちを満たすことはできません。

 

AI時代だからこそ人間の感性を大切に

相手の気持ちをキャッチすることが大切で

高いアンテナを張り巡らせる人間育成が必要です。

 

そして、人間の本質に気づき

発想を転換していくことが求められます。

 

AI時代に育む力

 

AI 時代に

どうやって人間を育てていくかを考えます。

 

知識を詰め込んでも到底AIには勝てません。

知識や情報ではなく

元々持っている個性やリーダーシップを伸ばしていくことが求められると思います。

 

知識の詰め込みから人間力の獲得へ

スキルはAIを活用すれば勝手に身につきます。

身につけなくても調べればすぐにわかります。

 

どんな知識を得て、どう使うか

これを選択できる人間力を育むことが大切です。

 

では、

どうやって育むか?

 

人間力を育むには環境が必要です

行動→失敗→思考(助言)→挑戦(選択)→成功(成長)

人は物語で記憶すると言われています。

 

子どもを主人公にした成長ストーリーが鍵になります。

 

かつて

そういった、成長ストーリーの場を担っていたのが部活動でした。

部活動の地域移行が進み

当たり前にあった、その環境が少なくなってきています。

 

そんな現代ですが

子どもが失敗を繰り返し、協力しながら学び

成長できる環境を維持していかなければなりません。

 

情報だけを伝えて、教えたつもりになっていても

子どもは成長しません。

 

AIにはない人間力

 

AIからの情報は常に肯定的です。

これに慣れてしまうと現実の場面(心理的圧力がかかる場面)で心が折れてしまいます。

コミュニケーションの摩擦を乗り切れる力が薄れていきます。

 

AIにはない力を育む

  • プレッシャーのかかる場面でのコミュニケーション
  • 新しいアイディアを生み出す創造性
  • 誰かと関わり挑戦する協調性

今、人間に必要な力はこういった力です。

 

先日、3年生最後の試合を終えた後のミーティングでこんな感想が出ました。

  • 変人ばかりの学年で初めは大変だったけど、それを個性と認めることで自分自身も成長できた。
  • 小学校の頃にいじめられた経験もあり、馴染めるか不安だったけど居場所ができて嬉しかった。
  • 初めは下手くそなチームメイトと話す気がなかったけど、知らず知らず頼るようになっていた。
  • 自分のアドバンテージを理解して、同じポジションの選手に勝つためにできない部分を切り捨て、得意な部分を伸ばすことで活躍できた。

そんな感想を聞きました。

まず、

自分の気持ちを皆の前で素直に話せることの偉さ

言っても大丈夫な場所であるとの安心感に感動しました。

 

スタート時は仲も悪く、まとまることが想像できなかったチームでしたが

たくさんの失敗や挫折、悩み、成功や喜びを通じて

お互いを知り、個性を認め合うことで

新しいSELECTを作ってくれた気がします。

 

AIにこの回答はなかった。

そう、確信しています。

 

対立や話し合い、人の心を動かす、責任を負う、未来を考える

これは人間にしかできないことです。

 

...ここからは私の感想です

 

どうすれば、子どもの成長に繋がるのか本当に悩んだ学年でした。

SELECTで3クール目を終えて

毎年、正解はありませんが

選手一人一人が自分の居場所を見つけ

そこで精一杯を出し切る

その一年で子どもは大きく成長します。

 

このチームがスタートした時に目標に掲げた

「京都No.1」は達成できませんでしたが

もう一つの目標であった

「意見が言い合えるチーム」

これについては、十分に達成できたと思います。

 

AIの先をいく人間を育成するために

 

子どもの環境に正解はなく

正解は過去の大人が作ったものでしかありません。

 

なんとなく、簡単に正解を出してしまう現代が好きではなく

色々なしがらみや、お金の問題、政治的な部分

諸々をクリアしながら

SELECTは正直に進んでいきます。

 

AIから出た意見をあたかも自分の意見のように話してはいけない

自分の経験で生身で感じた思いを大切にしてほしい

 

AIは便利なツールとして

人間としての選択を応援しています。

 

多くの経験を共有させてくれた3年生、また支えていただいた保護者の皆様

本当にありがとうございました。

 

人生、これからです!

 

長々と失礼しました。